当院ではサプリメント・お灸などの健康商品の取扱いもあります

  • 当院はサプリメントにも力を入れています。生薬と同様に、信頼のおけるメーカーの商品のみを取り扱い、ネット販売などは一切おこないません。対面販売です。ご興味のある方はご相談ください。
  • お灸の対面販売も行っています(ネット販売はありません)。

サプリメントと生薬の親和性について

  • 意外に感じるかもしれませんが、生薬やパワーフードとサプリメントは成分が合致するものもあります(たとえば川芎神麴のフェルラ酸:認知症と関連、ほか山査子のレスベラトロール:長寿遺伝子 SIRT1と関連、黄柏・車前子とグアニジン誘導体:血糖値スパイクと関連etc)。(2017年に院長が書いた拙論『黄柏・車前子とグアニジン誘導体メトホルミン』をご参照ください)。
  • むしろ近代科学が生薬の知恵に追い付いてきた感があります。2015年のノーベル医学・生理学賞を受賞したト・ユウユウ氏のアルテミシニンは、同氏が『肘後備急方』(ちゅうごびきゅうほう、もとは東晋代の葛洪『肘後救卒方』)という医学古典に記載がある、植物のヨモギの仲間に関する記載からヒントを得て、発見された物質です。
  • 生薬から特定の物質を精製する(専門家の間の隠語で、いわゆるモノトリ)は、葛根湯などにふくまれる麻黄からエフェドリンを単離したことに端を発しますが、これは日本人、長井長義が世界で初めておこなった業績になります。モノトリは近時代まで人海戦術でおこなわれてきましたが、これからはスーパーコンピューターが人間に取って代わり、蛋白レベルでの解明がスピードアップするだろうと、院長は考えます。つまり生薬はこれからむしろ、脚光を浴びる時代が来ます。
  • 上記物質のような視点から生薬を分析する際は、EBM (Evidence Based Medicine) と親和性が高く、生理学、生化学、栄養学、サプリメントの学術的知識などが必要になります。ただし EBM の観点だけで生薬を分析、フィルターにかけると、せっかくの生薬の持ち味の大部分が抜け落ちてしまいます。

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みちとせクリニック院長
堀田 広満