お屠蘇(おとそ、屠蘇散)を対面販売しています。
「正月にお屠蘇を飲んできたのに、最近なぜか飲んでないな」という方も多いのではないでしょうか。

屠蘇散 税込価格 200円/袋
(対面販売のみ)

お屠蘇は、漢方生薬でつくられています。
桂皮(シナモン)、陳皮(温州みかんの皮)、山椒(さんしょう)などの生薬で、あの独特の風味が生み出されるんですね。抽出の効率をあげるため、実際の商品内生薬は写真より細かく刻んでいます。

もとは中国から日本に伝来し、平安時代には宮家の正月に縁起物として服されるようになりました。

後漢時代、華佗(かだ)という中国の医師が考案したと伝わります。屠蘇に関する記録は、孫思邈(そん しばく)が記した『千金方』(せんきんほう、650年代)という医書の「歳旦屠蘇酒」が、現時点で一番ふるいものと思われます。屠蘇は少なく見積もっても、1,370年強つづいてきた風習ということです。

浮世に移りゆくものが多いと実感する昨今ですが、ここはゆるりと、不動のものを。
一年の終わりにまずは心を静め、屠蘇散を日本酒などに一晩浸し、新年の初めにこの風味をお愉みください。

お求めやすい価格にしています。
南青山のご近所の方も、また「たまには表参道で」と遊びがてらに来られる方も、遠慮なくどうぞ。